対岸の火事ではなかった
上記で書いた米地銀NYCBの商業用不動産ローンの問題を異国の話と思っていたのだが、なんと日本のあおぞら銀行もこの問題で引当金を追加計上させたようだ。決算は黒字予想から一転して赤字転落のストップ安である。配当も下期は無配へ、高配当株として人気があっただけに新NISAの成長枠で購入した人も多いのではないだろうか。投資を辞めないか心配である。
何だかきな臭い話である。リーマンショックの時も当初日本への影響は軽微との話であったのが、フタを開けてみると酷い状況となってしまった。
地銀は大丈夫なのか?
私は銀行株を直接保有はしてないので、銀行決算には関心がなかったのだが、改めて読んでみると興味深い。商業用不動産ローン以外にも有価証券の評価損が多額となっている。利上げの影響で債券価格の下落が大きいのだろう。
空室率が改善し、オフィスビルの運営状況が回復すれば引当金は戻され、胸を撫で下ろすだけなのだろうが、何かあった場合足りるのか?米国のオフィスビルは半値以下で取引されているとの情報もある。
昨年から地銀株は人気化していたが、他の地銀に飛び火していないか心配である。
みりおん
学習:決算から学ぶ
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