29日の東京株式市場であおぞら銀行株が急騰し、11年半ぶりの日中上昇率となった。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスなどが重要提案行為などを目的に保有していることが前日の取引終了後に明らかになった。
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あおぞら銀株が11年半ぶり上昇率、旧村上ファンド系の大量保有が判明 – Bloomberg
旧村上ファンド系?
「村上ファンド」と言いたいだけのような表現であるが、いろいろなことを思い出させてくれる。
株主重視、企業価値向上を訴える、いわゆるモノ言う株主の草分けといえば村上世彰氏だろう。
もう20年ほど昔、当時は世間、メディアから相当なパッシングを受けたが、理念としては正しかったようだ。なにしろ東証が企業価値が低迷している上場企業に対し、改善策を提示するよう要望を出したぐらいである。
その結果、日経平均株価は史上最高値を更新するのだから、株主還元としては最上級である。
また、当時「ハゲタカ」、「ハゲタカファンド」という言葉が流行ったのだが、私が好きな小説に真山仁氏のハゲタカシリーズがある。ドラマや映画にもなったのだが、小説が一番おもしろい。
この小説にあるように、当時は外資が日本企業を買い叩いていたのだが、現在は日本のファンドも活躍?しているようである。
結局は利益
こういったニュースはイナゴを集め、株価を支えてくれる要因となるのだが、ファンドは買った時点でエグジットも考えてるので、買う場合は慎重になった方が良い。ファンドが企業価値を高めてくれるとかは考えない方が良い、結局は己の利益のために行動するのだから。
みりおん
学習:イナゴになるな!
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