レバナス民
「レバナス民、息してる?」という言葉がつぶやかれるようになったのはいつの頃だったか。
コロナショック後の大規模金融緩和とともに急騰したナスダック100指数。それにレバレッジをかけるのだから、天をも貫く勢いで上昇した。レバナスをガチホして最短で億り人になれると机上で計算をした輩がレバナス民である。もちろん私もその一人。
時間をかけて資産を形成するのが投資の基本。あたまでは分かっているのだが、どんどん上昇して次々と最高値を更新するものを見てしまうと、それが永遠のように感じてしまう。
2020年初めの資産は今の半分程度、まだ億り人は遠い存在であったが、レバナスに全部突っ込んでガチホすれば数年で達成できる。そう思い買った。でもビビりなので200万程度。
レバレッジ型は長期投資に向くのか?
200万なら半分になってもいいと思い買ったのだが、どんどん上がる。もちろん途中下げることもあるのだが、その下げをすぐに取り返して上げていく。だが、物事に永遠はないのと同様、株も上がったら下がるのである。しかもレバレッジ型はより一層エグい下げ。ビビりなのが功を奏したのか、ヨコヨコが長引いた頃から警戒、そして急落し始めて、前回安値を下回った頃に売却。利益は100万程度と上出来であった。その後も下がり続け、ガチホしていればマイナスである。
原資産のナスダック100指数が史上最高値を超えるなか、レバナスがまだ超えていないのは、いわゆる減価である。この減価を跳ねのける上昇が無いと右肩上がりとはならない。前回の上昇が強かったためか、下落期間も比較的長かったため、減価も大きい。前回以上の強い上昇がないと最高値を大きく超えていくのは難しそうだが、後から見ると何事もなかったかのように超えてるのかもしれない。
間違いなく、メンタルの影響を考えると長期投資には全く向いていない。それが私の結論である。
だが、またレバナスを買って大きく含み益が出ている。麻薬である。
学習:レバナスは麻薬
コメント